こんにちは、ジクです。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
気付けば2018年も数時間で終わり。
平成も時代も残りわずか。。。月日が経つのは本当に早いと感じます。
さて、今回は「 目的別住宅会社の選び方 」について書いていきます。
前回からのおさらいです。前回の最後にこちらを書きました。
○注文住宅における会社選びは、一定品質以外のところに「何を求めるか」という施主の価値観の問題であり、そのプラスαを実現してくれる会社はどこかという選択になります。
それぞれの会社の重視するポイントを簡単に以下にまとめてみました。
・ブランド力、安心感を重視→大手ハウスメーカー
・フルオーダーメイド、デザイン重視→設計事務所、工務店
・コスパ重視→ビルダー
・独自の工法がいい→FC
それでは細かく見ていきましょう。
ブランド力、安心感を重視するならば大手ハウスメーカー
大手ハウスメーカーの最大の価値、それは「ブランド」と「安心感」です。
よく有名俳優・女優、スポーツ選手など起用してTVCMしてますよね。住宅展示場に行けば大々的に広告宣伝もして、ノベルティなんかもたくさん配ってます。
営業さんもたくさんいて、手厚いフォローもしてくれます。これが知名度の向上につながり、ブランド力・安心感が生まれるんですね~。新しい技術も早々に取り入れ、かつ安定した品質もあるので、満足のいく家づくりが出来ると思います。
しかし、先程も述べたように、広告宣伝費、人件費等に投資をしているので、価格が高いです。また、ハウスメーカーは標準仕様が基本となることが多いので、オーダーメイドで作ってなどの依頼は対応してくれないことがほとんどです。
その代わりオプションが非常に充実しているので、どんどん追加になってしまい高額になるケースが多いようですね。
実際、欲しくなるオプションが多いので、どんどん追加しちゃいます(笑)
標準仕様+最低限のオプションでも住めなくはないので、それでもいいという方は全く問題ありません。
資金面に余裕があり、このブランド力・安心感を手に入れたい方はハウスメーカーを選択しましょう。
個性的な家、フルオーダーメイドを求めるなら
設計事務所、工務店
ハウスメーカーと対極の家づくりをしているのが、設計事務所、工務店になります。
「商品」という概念を持たず、施主の要望をじっくり聞きながらオーダーメイドで建てる家です。小規模だからこそ融通が利き、細かい要望にも応えてくれます。ただし、家づくりにこだわりを持っている会社も多く、それが施主の要望と一致すれば問題ありませんが、食い違ってしまうとお互いストレスになり、よい結果にならないことがあります。
したがって、小規模な工務店や設計事務所で家づくりをするときは、まずその会社のこだわりや考え方をしっかり聞き、自分に合うかどうかを吟味することが大事です。
トータルサポートとリーズナブルな価格を求めるならビルダー
地域に根ざしたビルダーは、ハウスメーカーと工務店のいいところをかけ合わせたような存在です。独自の商品も持ちつつ施主の要望にも柔軟に対応でき、価格もその地域の水準に合わせて比較的リーズナブルに抑えています。またハウスメーカーや工務店が建築に特化しているのに対して、地域ビルダーは不動産の仲介、土地の分譲、建売、リフォームなど住まい関連の事業をトータルで手がけていることも多く、土地を持っていないお客様に対しても丁寧に対応してくれますので、最初の相談先としては最適でしょう。
一方で、ハウスメーカーほどブランドや技術開発に投資しておらず、設計事務所のような強い個性もないので、標準的な家になりがちです。※ビルダーによっては、品質重視やデザイン重視など特徴もあります。
土地探しと注文建築を同時に相談できて、身の丈に合った家をリーズナブルな価格で建てたいという方には、ビルダーは良い選択肢となります。
独自の工法や建材に魅力を感じるならFC
住宅FCについては、その会社でなければ買えない何かがあるかどうかがポイントになります。「◯◯工法」といった独自工法や建材は特許を取得しているケースも多く、FCの加盟店にならないと施工することができないものがあります。このような独自工法や建材に大きな魅力を感じる時には、近くの加盟店に相談してみるといいかもしれません。
しかし、特許とは言え、技術は日々進歩しており、似た工法、またはそれ以上の工法が常に開発されますので、本当の意味でその会社でなければ買えないものはそれほど多くはありません。
さて、ここからは私の体験談のお話です。
ジクの経験談
私の場合は、「大手ハウスメーカー」→「ビルダー」という流れで決めていきました。
最初はやはりハウスメーカーしか知らなかったので、安易に住宅展示場に足を運び、何も知識のないまま雰囲気などで選んでしまっていました。
そんな中、最初に選んだハウスメーカーが「一条工務店」でした。素晴らしい営業マンの方に出会い、とても親切にして頂きました。今でも本当に感謝しています。
また、一条工務店は標準仕様がよく、床暖にも感激(笑) 近年でどんどん伸びてきている会社だけあって、すごいなぁと感心ばかりしておりました。
私が感じた、一条工務店のメリット・デメリット(箇条書きですみません。)
■メリット
・機密・断熱がすごい
・外壁タイルが汚れない、メンテも最小限、将来的なコストも安価
・床暖が素晴らしい
・収納の形が選べる。(実際これはすごい)
・キッチン、洗面台等、標準性能が高い
・ハニカムシェードが有能
・シンプルでまとまっている
■デメリット
・やはり価格が高い
・どの家も外観が同じに見える
・床暖のせいで電気代が高くつく
こんな感じです。
あまりデメリットないんですよね。なので、仮契約まで進めてしまいました。ただ、その後、本当にこのままでいいのかと何度も考えて、考え抜いてまだ自分の知らない世界があるのではないかと、地元の工務店・ビルダー・設計事務所を全部調べました。
その中から10社程度厳選し、一斉に問い合わせメールを送りました。
・自身の家族構成
・建てたい家の概要
・自社のこだわり・強み
・工法、スペック
などなど、聞きたいこと・知りたいことを全て質問して答えてもらいました。
中には返事もない会社もありました(笑)
約10社から、再度厳選し、3社に絞りました。一条工務店とあわせると4社ですね。この中から自分が望む家づくりをしてくれる会社を選びました。実際に、見学会もやっていたので全部参加。
自作の表も作って、見積合わせもして比較検討。後で後悔したくなかったので、本当に一生懸命やりました。最後の最後まで迷いましたが、本気で向き合って家づくりをしてくれる会社に決めよう!となり、結果、地元のビルダーにお願いすることになりました。この間に、一条工務店には仮契約解除を申し入れ、返金もして頂きました。
■私が重視したポイント
・家づくりへの熱意
熱量がない会社は仕事で手を抜きます。数千万の投資で、手を抜かれては困りますので。
・デザインセンス
センスがないと噛み合いません。こちらの好みを形に出来る能力を求めました。
・丁寧さ
熱意ともかぶりますが、仕事を丁寧にしてくれていることが大事。いかにいい断熱材を使っても、施工がまずいと全く意味がありません。
・コストパフォーマンス
標準仕様のレベルの高さがいいと金銭的に助かります。
・20年、30年付き合えるか
住宅会社が倒産なんていうのはざらにあります。時代の変化に対応できる会社が生き残ります。
完成してからがお付き合いの始まりです。無事に完成して、住んでみて、色々と問題もあったなーとは思いますが(笑)、非常に満足しております。心地よい家をつくってくれたこと感謝ですね。
着工~完成までは、別の記事でご紹介していきます。
最後に、よくある失敗談を簡単にご紹介します。(重複する部分もあります)
・知名度優先で選ぶ
知名度が高いのと、いい家は別の話です。いい家とは何なのか、見極めましょう。知名度がなくても素晴らしい家を建てている会社はあります。
・営業との相性で選ぶ
確かに相性は大事です。ただ、それだけで決めるのは非常に危険です。その営業さんは会社を辞めずにずっと務めててくれる保障はありません。
・知り合いの紹介だけで住宅会社を決める
よく知り合いから紹介されたから決めた!などという話を聞きますが、やめましょう。お知り合いの方がいいと思うポイントと、あなたが思ういいポイントは100%一致しません。あと、色々と断りづらくなるので慎重に判断しましょう。選択肢の一つとして検討しましょう。
・いっぱい値引きしてくれる会社で選ぶ
値引きなんて何とでも調整できます。オープン価格の物は値段の設定など、どうにでもなります。数字遊びに騙されてはいけません。
・1社だけで決めてしまう
絶対ダメです(笑) 比較することでメリット・デメリットが見えてきます。また、見積も各社からもらいましょう。条件は同じにして。色々見えてきます。
いかがでしたでしょうか?
いろんな選択肢があって迷われるかと思いますが、いっぱい考えることも大事です。価値観も変わることもあるかと思います。 ただ、後悔のないように全力で進めていきましょう。
来年はもう少し書くペースあげていきたいと思います。
来年もよろしくお願い致します。