こんにちは、ジクです。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
前回から1ヵ月以上空いてしまいました。申し訳ございません。
継続するのはなかなか難しいと思う今日この頃です。
前回は「失敗しない土地選びのポイントはたったの5つ!」を書きました。
今回は「住宅会社の選び方」について書いていきますのでよろしくお願い致します。
※ここでいう住宅会社選びは、注文住宅を選択する場合の考え方を書いております。
建売等購入の場合とはまた違ってくるので、予めご了承ください。
今回は長いので、2回に分けてご紹介します。
後半の方には「私の経験談」も書いてありますのでご参考ください。
結局どこの会社で建てればいいの?
注文住宅を検討する方にとって共通の悩みです。
正直、人によって重視するポイントが違う以上、ここで建てた方がいい!とは言えないんですね(汗)出鼻をくじくようで申し訳ございません。(皆さんが持っている価値観はそれぞれなんです。)ただし、きちんとそれぞれのメリット・デメリットを理解した上で選択するのであればどこの会社も選んでも間違いではないと思います。もちろん、私の考えを押し付けることはできません。ただ、参考にして頂いて選択肢の幅を広げてもらえれば幸いです。
そもそも、家を建ててくれる会社ってどんなのがあるのかわかりますか?
私は最初大手のハウスメーカーと地元の有名な建築業者数社しか知りませんでした。当然、調べる前の知識なんてこんな感じなのでしょうが、やはりどんな会社があるのか全体的に知る必要があると思います。
いろんな会社を知り、それぞれのメリット・デメリットを理解していきましょう。
まずは大きな分類で分けると以下の5つに分けられます。(実際はもっとあるのかも・・・)
・大手ハウスメーカー
・工務店
・設計事務所(建築家)
・ビルダー
・FC(フランチャイズ)
では、それぞれの特徴を見ていきましょう。
大手ハウスメーカー
ハウスメーカーは、日本全国に拠点を置いており、年間の販売棟数は数千棟~1万棟にも達します。また各地の住宅展示場にも出展しています。会社により、鉄骨系、木質系、ツーバイフォーなどの商品ラインアップをもち、自社の研究所で、常に新しい技術開発と商品開発を行なっています。自社工場を持っているのも特長のひとつです。
※8社会と呼ばれる組織に所属する企業(積水ハウス、セキスイハイム(積水化学工業)、大和ハウス工業、パナソニック ホームズ、ヘーベルハウス(旭化成ホームズ)、ミサワホーム、住友林業・三井ホーム)を指すこともあれば、8社の他に新興メーカーである一条工務店やタマホーム等を含めて指している場合もある。
広告・宣伝に多額の費用を費やしている。テレビやラジオのCM、新聞折り込みチラシの配付のほか、住宅展示場における自社製品の展示も宣伝の一環でやっています。
【特徴】
・複数の都道府県に営業拠点を持つ。
・各地の住宅展示場に自社製品をモデルハウスとして展示しているケースがほとんど。
・工場で部材を加工し現場に搬入して家を建てるプレカット・ツーバイフォー工法・プレハブ工法・ユニット工法などと呼ばれる工法を多用している。
・住設機器などを大量に仕入れたり、モジュールなどが規格化された大量生産品をそのまま使用することで工事コストを下げている。
工務店
工務店とは、地域密着の大工・職人集団で、年間数棟~数十棟の規模で活動しています。「商品」という概念を持たず、施主との対話によって一棟一棟オーダーメイドの家づくりをしている会社が多いようです。
木造在来工法を中心とした伝統的な家づくりが得意ではありますが、土地探しやローンなど、建築以外のことに対してはあまり積極的ではありません。施主自らが不動産会社や金融機関に出向いたり、交渉したりする必要があります。
【特徴】
・地域密着型
・営業手法としても住宅展示場にモデルハウスを展示することはほとんど見られない。
・住設機器なども直接メーカーから仕入れるのではなく、各住設機器メーカーの販売会社などを中間に経由している。
設計事務所(建築家)
設計事務所とは、設計および設計監理を主な業務とする会社(または個人事務所)です。日本では「設計施工」という、設計から完成までをひとつの会社に委託する形態がほとんどで、設計事務所での家づくりはあまり一般的ではありませんが、個性的な家、デザイン重視の家を求める人にはひとつの選択肢となります。
設計事務所は、施主の要望に合わせて設計を行ない、施工はコンペ(入札)等で選ばれた工務店などに委託します。着工後も工事の進行管理、工事費のチェック、品質のチェックなど「設計監理」という立場で完成まで関わります。
【特徴】
・個性的、デザイン重視
・感性の合う合わないが出てくる
・あくまでも設計が基本、施工は別の工務店に依頼するケースが多い
ビルダー
ビルダーとは、ハウスメーカーほどの規模はないものの、1~3都道府県程度のエリアに特化して、年間数百棟~数千棟くらいの住宅を供給する会社のことを言います。
「地域ビルダー」「ハウスビルダー」「ホームビルダー」「パワービルダー」などと呼ばれることもあり、ハウスメーカーと工務店の間のかなり広い範囲を指すことが多いです。
ビルダーの中でも、比較的規模の大きい会社は、形態としてハウスメーカーに近く、独自の商品ラインアップを持っていますが、研究機関や工場を持っている会社は少ないようです。いずれにしてもビルダーは、全国的な知名度は低いものの、地盤エリアではトップシェアを持つ会社もあり、ハウスメーカー以上に信頼の厚い会社も少なくありません。
【特徴】
・組織としてはハウスメーカー寄り
・地元密着でやっている会社もある
・工務店寄りの技術を持った方も在籍している
FC(フランチャイズ)
FCとは、コンビニチェーンのように、独立した工務店などがFCチェーンに加入することにより、商品や技術の提供を受け、また統一ブランドによる集客などができるようになるシステムです。
FC本部は商品開発、広告宣伝、教育・研修、ITシステム提供等で加盟店をサポートしますが、直接工事を請負うことはありません。(加盟している工務店との直接契約になります。)
FCはもともと商品・技術開発や広告宣伝があまり得意でない工務店の足りない部分を補い、建築資材の共同購入などでコストダウンを図るための仕組みです。
【特徴】
・住宅業界のコンビニ
・商品の品質等は一定
・元々は地元の工務店がFCに加盟する流れ
何を重視するのか。プラスαの価値を何に求めるか
家を建ててくれる会社がどのよううなものがあるか、大体ご理解いただけたでしょうか。
注文住宅の会社選びは、施主が「何を重視するか」が決め手になります。
たくさん会社があるように、特色・魅力も様々です。
知名度・安心感・品質・デザイン・コストなど評価ポイントもたくさんありますよね。
昔は品質も会社によってバラつきがあったかのように聞くときもあります。
でも今は違うんですねー。そもそも建築基準法というのがあることはご存知でしょうか?
一戸建てを建てるときには、建築基準法という法律にもとづき建築確認という手続きをしなければなりません。なので、建築基準法にしたがい設計・施工され、完成検査を受けている建物であれば、どの会社で建てても一定の品質は担保されています。
正直、色んな現場も見てきましたが、細かい所で品質も違うなーと感じます。現場が汚いのは要注意です。あと敷地内でタバコ吸ってたり。。。余談でした。
つまり注文住宅における会社選びは、一定品質以外のところに「何を求めるか」という施主の価値観の問題であり、そのプラスαを実現してくれる会社はどこかという選択になります。※品質がいい会社を選ぶにこしたことはありません!!
次回は、「目的別住宅会社の選び方」と「私の経験談」をご紹介いたします。